車パーツメッキ加工経年劣化が酷い54年式スチール製クロムメッキグリル 個人様

上のパーツは1954年の

スチール製グリルです。

現在写真をアップしている状態は

ある程度、錆を削り落とした状態です。

今から64年前のスチール製

クロムメッキグリルが存在している事が

大変に素晴らしいと思います。

スチール製グリルですので

素材自体の肉厚がボンデ板の様にペラペラで

このスチール製グリル全体が酷い錆や

腐食痕なのですが特に中央部の

仮面ライダーのシックスパックの様な部分、

この入り組んだ箇所は泣きそうな位

酷過ぎる状態でした。

今まで再メッキ加工を個人様や業者様から

沢山のグリルのお仕事をさせて頂いた中では

ベスト3に入ります。

そりゃーそうかもわかりませんね。

何せ、今年64歳の方が生まれた時に

この自動車が新車で道路を走行し始めた訳ですから

実は、このグリルにはエアーダクトの様な形状の部品も

中央部の左右に装着されておりますが

分解して錆を削っている為に外しています。

この様に60年を優に超えるスチール製で薄く

錆が酷いグリルはグリル裏面の錆は棘の様な

状態に必ずなっています。

指の腹で棘錆をなぞると怪我しそうになる様な

状態ですが柔らかめの金属たわしで力を

入れすぎない様に棘錆を落としていきます。

この作業は個人様も業者様も注意しながら

でしたら出来ますので覚えておいて下さい。

この時に力を入れすぎるとグリル表面まで

貫通したり錆が酷い為に

グリル自体の形状が歪んだり致します。

入り組んだ箇所は人間が使う歯ブラシの

形状の金属たわしが売っていますので

それで棘錆を落としてください。

この作業は、私たち検品でさせて頂きますが

当社にこの様な経年劣化している部品を

送って頂く際に前もってお電話して下さるお客様に

その部品の素材の状態や剥離した際に

錆による貫通穴が開きそうな部材なのか等

写真添付位では分かりにくい部品の状態を

調べる方法としては大変有意義な方法です。

お客様もこの様な部品をクロムメッキ加工を

施した場合に見栄えのクオリティがどうなるのか?

また、板金加工が必要なのか?

加工賃がどうなのか?

この作業をする事によって写真添付されるより

的確なアドバイスや商談がスムーズに進む事が

お客様にとってもメリットが御座います。

当社にご発送される前にある程度お客様の部品の

状態が今までの経年劣化した部品の検品で

想像できる為におおよその見栄えの

クオリティのお話と概算では御座いますが

お見積りが可能です。

この事により少しでも部品に対しても心配を

ご発送される前に解決できればと

考えて説明させて頂きました。