(株)KOYORAD(コーヨーラド)製レーシング用ラジエーターを鏡面ポリッシュ加工

このパーツはコーヨーラド製

レーシング用ラジエーターです。

素材はアルミニウム製で腐食防止の為に

枠全体が光沢アルマイト加工が施されています。

皆様もご存じな様にラジエーターとは

冷却するパーツでボンネットを開けると

正面の前に装着されています。

ラジエーターの外枠以外は室内エアコン内部の様な

ギザギザ状になっています。

ボンネットを開けた時にラジエーターが

見える部分は上部だけですが、

鏡面ポリッシュ加工を施すのは上部と下部全体です。

但し、内部に研磨剤や異物が入っては

不具合が発生いたしますので、

この様に養生して内部に異物が入らない様にしています。

ラジエーター表面と裏面には傷等が付かないように

ダブルのエアークッションで保護し養生しております。

今回のご依頼主様は、7年前からの大切なリピーター様で

今まで、ありとあらゆる部品にクロムメッキ加工や

再メッキ加工(リクローム)、ブラックメッキ

ユニクロメッキ、クロメート、黒染め

鏡面ポリッシュ加工等、一通りの加工はほぼ

ご依頼して頂いたリピーター様です。

今回のご依頼も普通の業者様やマニア様も

依頼しない部品であるラジエーターに

鏡面ポリッシュ加工それも見えない部分である

下部にも鏡面ポリッシュ加工をご希望される拘りです。

黄色い養生テープが貼り付けられているのが

お分かりになられます様に、

機械溶接痕から外側全てパイプは

養生している以外は全部と言う感じです。

この養生以外を鏡面ポリッシュが出来た

ラジエーターはまず見た事無いのではと

思いますが更に見えない下部には尚更だと思います。

しかも、当社の鏡面ポリッシュ加工完成品の

見栄えのクオリティは曇りがかかっている仕上げでは

無くて曇りが一切無しでまるでクロムメッキ加工が

施されている仕上がりになっています。

今回のお仕事で難しいのはパイプ付近の

鏡面ポリッシュ加工が曇りが無いくらいの

仕上がりになるかどうかとダブルの

エアークッションで養生しているギザギザ部分に

凹みが無い様に最後まで作業できるかが

最大にネックになります。

向かって正面と裏面の強度が大変に弱い為に

寝かしながら作業するのが難しいので

かなり慎重に作業しなければいけません。

このオーナー様は、鏡面ポリッシュ加工や

クロムメッキ加工を施している部品に対して

全く興味が無く他の人がしていない部品に

鏡面ポリッシュ加工やクロムメッキ加工を

考えられてご依頼して頂いておりますので当然、

当社もこの部品に加工を施す事が

初めてと言う事になります。

ラジエーター部品にクロムメッキ加工は

不可能ですが鏡面ポリッシュ加工は可能かも

分かりませんのでオーナー様に

喜んで頂ける様に頑張らせて頂きます。