30Z用サイドブレーキ再メッキ前

このパーツは見ての通りサイドブレーキです。
30Zのサイドブレーキですので、約50年前の物となると
内装パーツと言えども少し錆が出てたりクロムメッキがくすんでいたり
やはり年数相応です。このパーツを再メッキ加工するのにこのまま剥離すると、パーツの先に付いている
ゴムや樹脂が溶けてしまいます。光沢屋では取り外しが出来ない部分に細工して
溶けない様に加工します。(本当は金属部分と樹脂部分を外したいです。)
当然、自動車メーカーさんは車を作る段階で金属部分をクロムメッキ加工して
樹脂を装着するのですが・・・
剥離後、樹脂に傷をつけない様に研磨いたします。
高度な研磨の場合、餅屋は餅屋ではないですが技術が高い研磨屋さんで磨いてもらいます。
そこに拘るとクロムメッキ加工が終わってパーツを見ると私たちメッキ屋でも
オーッ綺麗って思います。研磨が終わり、銅メッキ加工し、ニッケルメッキ加工、
クロムメッキ加工で磨いて出来上がりです。
やはり手間を掛けて分だけクオリティが上がります。