旧車グリル再メッキ

旧車のスチール製グリルの再メッキ完成品です。
このスチール製グリルのメッキ加工前の状態は
錆びは全体的にあり、メッキは色合いがくすんでいて
クロムメッキの風合いは無い様な感じでした。
グリルの裏面の状態はやはり全体に錆があり、特に入り組んで
水がたまる所が一番腐食している状態でした。
シアンでメッキを剥離してスチールその物になると、思っていたよりも
スチールの生地が生きていました。錆、腐食の貫通穴もありませんでした。
スチール製グリルの厚みは元々ペラペラなので慎重にバフ研磨する事が
一番大事です。2300ミリ程あり二人がかりの研磨になります。グリルのエアー出入り口は
ハンド用の研磨機で磨く事により、より細かい部分も磨けるのでメッキ加工のクオリティも上がります。
今回のスチール製グリルは板金も必要では無かったので、分厚く銅メッキをし、更に分厚くニッケルメッキ、
最後にクロムメッキ加工で出来上がりです。再メッキで新品以上になりました。