旧車ベンツ280SLバンパー、グリル再メッキ前

お馴染み旧車ベンツ280SLです。この車は旧車の中でも人気です。
ご覧の様にバンパーには錆と凹みがあります。既に板金が必要な事が見て分かります。
グリル枠は凹みなどはありません。これらのパーツで一番手間がかかるのがやはりバンパーです。
まずは、シアンで数日かけてメッキを剥離します。今回のこのバンパーは業者様より中メッキをご指定されて
いますので、板金は楊板金を行います。剥離が終わったバンパーに凹みがあるので真鍮を溶かした状態で
板金します。その後、バフで慎重に磨いて生地を整えます。グリルは生地が細く形状が安定していないので
あまり力を入れずゆっくり慎重に磨きメッキ加工に移ります。どちらのパーツも銅メッキをかけて、もう一度
バフで磨きピンホールに銅の粉を入れます。又、銅メッキ加工を分厚く、ニッケルメッキも分厚くし
クロムメッキ加工です。最後に青粉で丁寧に磨いて出来上がりになります。
(上メッキ、中メッキ、下メッキ、ランクによってメッキ加工の仕方が変わります。)