時価数億円外国製旧車パーツメッキ加工

このパーツは時価数億円の外国産旧車の足回りパーツです。
素材、パイプ状部分はスチールで一部内部は真鍮で出来ています。そして全体は黒色の塗装がせれていて錆びている様な外観でした。
このパーツの役割は右タイヤと左タイヤのシャシーと一緒に繋がっていてグリスで足回りを滑らかにするパーツです。
この足回りパーツの場合、簡単にメッキ加工が出来ない理由が有ります。それは写真で見るとパイプの中に皿状で仕切りしている所が
真鍮で出来ていると言う事で、剥離する時に真鍮部分が溶けてしまうのです。この部分を溶けない様に細工をした上で丁寧に剥離を
しなければなりません。剥離が終了し素材のスチールが裸になると至る所に錆があります。この錆をバフ研磨で慎重に磨きますと
ピカピカになります。(素材の状態による)その後、メッキ加工へと移るのですが鉄粉等を純水で綺麗に流しパーツを洗います。
この時点までがメッキ加工前の下地処理です。ここまでが非常に大事になります。