30Z用アンチモニ製インナーパーツ再メッキ加工

このパーツは旧車30Zのアンチモニ製インナーパーツです。(スイッチ枠)
40数年前のパーツですので、メッキのコウタクは全く有りませんでした。
腐食の具合は内装パーツでしたので無い状態。素材が亜鉛ダイカスト(アンチモニ)ですので
メッキを剥離した後に、アルミニウムの金属パテで全面補修をしなければ綺麗にメッキ加工が出来ません。
このパーツの枠自体はツルツルの表面でのメッキだったので綺麗にメッキ、しかしその内側はシボ有りの
ザラザラが元々ありましたが、再メッキ加工の場合アルミニウムの金属パテ補修によりシボが消えツルツルの
状態、ご覧の様になります。結局、全ての箇所がツルツルで綺麗な状態になってしまいます。
アンチモニ製品の再メッキ加工をするならばザラザラのシボを残す事は出来ません。
あくまでも、細かい粒子のアルミニウム金属パテを使用した補修をしなければ加工不可になってしまいます。
このパーツをお客さんに納品した所、大変に綺麗で喜んで頂きました。