FRP製グリルメッキ加工前

このパーツはいすゞ大型トラック用FRP製グリルです。
横の長さは2メートル強です。新品で塗装や汚れなどはありません。
グリルの表面を脱脂します。(見た目の汚れが無くても人が触れて油分が付いていても駄目。)
その次にFRP製品の表面上には必ず巣穴があります。この巣穴がどれだけ有るかによって
メッキ加工の手間賃が変わります。ディーラー(メーカー)さんで作られている物は
殆ど同じ位のピンホールなので値段は変わりません。表面の巣穴を埋めます。サフ、プライマーで
表面を整えて磨きます。その次にこのままでは通電しないので無電解メッキ加工によって
通電効果がでます。この時点でFRP製品のメッキ加工前の下地作業が終わりました。
ここからがメッキ加工です。まず分厚く銅メッキ、次に分厚くニッケルメッキ、クロムメッキ加工です。
樹脂のメッキ加工の中では手間がかかるのでFRP製品は高いです。どの仕事も手間がかかれば高くなるのと
同じです。