バンパー再メッキバフ研磨

このバンパーはシアンで剥離しバフ研磨した状態です。腐食痕と当たった痕が見えると思いますが、この状態でやっと板金出来る所が分かります。このバンパーのクオリティは中メッキ加工ですので楊板金になります。このレベルですと綺麗に板金が可能なレベルです。
お客様に楊板金が可能な場所を電話にて落ち合わせをさせて頂いて次の工程へと移ります。板金をご希望のお客様の場合、この生地の状態で板金担当者にこのバンパーが引き継がれます。混み具合にもよりますが通常、一週間程板金加工の日数を頂きます。素材が薄くなる程板金がしにくくなります。真鍮を溶かし腐食痕や傷に流していくのですが熱いので反対に穴が広がりやすくなる為かなり高度な技術がいります。
板金が終了致しますと、バフで板金痕と生地を平らにし馴染ませます。この時点でやっとメッキ加工へと移ります。メッキ加工の下地を整える作業が一番大変手間がかかり日数もかかりますので、メッキ加工は直ぐ出来るものでは御座いません。