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アンチモニ製フィアットハブキャップメッキ加工

このパーツは旧車フィアットのハブキャップです。素材はアンチモニで4個ある中で一番腐食している物は腐食の貫通穴が開いていました。
このパーツの御依頼先は日本で一番か、二番と言われる超希少価値車を沢山扱う当社の御贔屓先です。
聞くところによると、昔にハブキャップの腐食穴をはんだで板金して再メッキせれたみたいですが年数とともに板金が所が穴が開いてオーナー様より直して欲しいと業者様にご相談があったみたいです。まず、はんだ板金はダメ出す。このパーツ4個を再メッキ加工をするのにシアン剥離を数日かけて行います。その次にバフで軽く磨き、細かい粒子のアルミニウム金属パテを使い下地修正致します。そのため写真にあるフィアットの表面の刻印は残念ながら消えます。そのかわり腐食の穴は綺麗に消えメッキがかかるとご覧の様に綺麗になり腐食にも大変優れます。
反対にロゴを残してメッキ加工しても腐食穴は綺麗にならずピンホールも消えません。

個人様のメッキ加工に対するご質問エピソードⅧ

九つ目は、メッキ加工をお願いしたいのですがどうしたらよいですか?まずは電話かメールでメッキ加工をしたい物が何なのかを教えて下さい。次にその物の大きさを教えて下さい。出来ましたらその物が何で出来ているか教えて頂くと助かります。次にその物に塗装やメッキか何かが付いているのか?これらの情報を頂くとメッキ加工が可能かどうか大体お答えできます。次に当社へ物を送って下さい。到着後検品させて頂きます。正式なお見積りと納期のお話をお電話でお客様にご連絡させて頂きます。お客様のご予算と納期があえばメッキ加工させて頂きますがお値段と納期が合わなければご返送となります。メッキ加工の工程の中で板金が必要な場合等あればお客様にご連絡させて頂き板金されるかされないかをご判断を仰ぎます。こちらからお客様にご連絡が無い場合は、何事も無くメッキ加工が進んでいると思ってください。完成後、直ちにお客様に電話連絡させて頂きます。

個人様のメッキ加工に対するご質問エピソードⅦ

八つ目は、ホイルにメッキ加工してもらえますか?普通自動車のホイルとバイクのホイルはメッキホイルの加工は可です。
トラックのホイルは現在込み合っている為に受けつ予約しておりませんが、その代わりにメッキホイルを販売しております。
10穴と8穴共に在庫がありますのでお問い合わせ下さい。アルミホイルにメッキ加工する場合Ⅰピースホイルで25インチ迄です。
Ⅲピースホイルは28インチ迄です。尚、物によって出来ない事も御座いますのでご理解頂くよう宜しくお願い致します。
メッキ加工するのにホイルのガリ傷や腐食をパテ埋めした物はメッキ加工は不可になります。当社はメッキホイルの工程でホイルの業者さんが使うパテはクオリティ上使用していない為手間がかかりお値段も大変上がってしまいますので手を付けない状態でホイルを送って下さい。
お客様からのご要望で4本あるメッキホイルの内、1本だけをメッキホイルして他の3本とクロムメッキの色合いを合わて下さい。メッキ加工にも色んな方法がありますし工場ごとに色合いが微妙に違う為出来ません。

個人様のメッキ加工に対するご質問エピソードⅥ

七つ目は、どの位の大きさの物がメッキ加工出来ますか?大変多いご相談の一つです。素材とメッキ加工のランク(上メッキ、中メッキ、下メッキ)によってメッキ加工が出来る大きさが変わってきます。素材がスチール製のバンパーと言う例をもってお答えいたしますと、上メッキと中メッキは2300ミリ迄とさせて頂きますが、下メッキですと人が持てる重さで6メートル弱まで大丈夫です。素材がアルミニウムのモールだと致しますと1600ミリ迄(上メッキ、中メッキ、下メッキ)とさせて頂きます。樹脂製品は1600ミリ迄とさせて頂きます。
更に大きい樹脂パーツはメッキ加工の工程を変えて致しますのでお客様と打ち合わせになります。長い方を横と想定致しますと縦の長さは700ミリから800ミリ弱です。あくまでも、そのパーツの状態やクオリティによりますので絶対では御座いません。小さい物はボルトやナット、ワッシャ迄メッキ加工が可です。(上、中、下)共に。

個人様のメッキ加工に対するご相談エピソードⅤ

六つ目は、樹脂(プラスチック)にメッキ加工出来ますか?と言うご相談ですが物(パーツ)によりますが、新品であるならば殆どメッキ加工は可能だと思います。色んな樹脂素材が有りますので有る程度例として品名を上げさせて頂きますが、代表的なABS、ポリプロプロピレン(PP)、アクリル、レジン、ABSライク、ASA、FRP、合成樹脂の一部等、現在の自動車、バイク、トラック、関連の樹脂の多くはメッキ加工が出来ると思いますが、最近、合成樹脂でも出来ない物も御座いますのでお問い合わせして頂くのが良いと思います。
反対にメッキ加工が出来ない為、お断りさせて頂くものはFRP製品に塗装や汚れが付着している状態、素材が薄すぎる物、75℃に耐えられる素材(条件次第で加工可)、新品以外の樹脂(条件によって加工可)、合成樹脂の一部、メッキ加工に相性が悪い素材等、お客様がまず樹脂パーツの裏側に刻印が打ってある文字をおひかえになられてお問い合わせ下さい。

個人様のメッキ加工に対するご相談エピソードⅣ

五つ目は、納期はどれくらいかかりますか?殆どの業者様と個人様問わず必ず聞かれます。まず、忙しさによっても違いますしメッキ加工をしたい商品(パーツ)の大きさや、どの様な素材で出来ているか又、板金が必要なのか、商品(パーツ)がバフ研磨しやすいのか、しにくいのか等
状況によって全く変わってきます。上メッキ加工で言いますと一か月前後、中メッキは三週間から四週間、下メッキは一週間程を目標に当社は考えております。メッキランクはクオリティに比例いたしますので、この様に納期目標に差が出てしまいます。
あくまでも多忙期ではない状態です。納期の範囲が狭い状態でのお話はお受けしない事も御座いますので出来る限り早めに商品(パーツ)を送られるのが良いと思います。代理店様はお客様との御商談で、納期保障等は歌わないで下さい。当社と致しましても業者様、個人様に極力早く納品できるように頑張って参りますので宜しくお願い致します。

個人様のメッキ加工に対するご相談エピソードⅢ

三つ目は、板金をしてからメッキ加工をして頂けますか?と言うご質問ですが?なのですがお客様が板金される前にシアンで剥離して楊板金している状態ならば可能ですが、それは無理だと思います。普通、シアン自体がメッキの業者でない限り無いと思いますので板金も研磨もしないで全て加工させて頂くのがお互いにとって手間が無くクオリティが上がりお安くなると思います。例えば再メッキ加工をしたいパーツに板金をして当社に送って頂いたとします。到着後、メッキ加工に入る時必ず最初にするのが剥離作業です。クオリティが良いメッキ会社は剥離にシアンを使います。その理由は綺麗に剥離ができる為メッキの剥がれが無いと言うメリットがあるからです。しかしその代償として真鍮や板金で使う素材が溶けてしまいます。お客様が時間と手間をかけた板金が全て溶けてしまった挙句、当社で更に板金でお金を使うそんな無駄な事と皆さん思われると思います。それが答えです。

個人様のメッキ加工に対するご相談エピソードⅡ

先程の続きですが、反対に内装パーツは雨や風、汚れ、ほこりにさらされる頻度が外より低いので物にもよりますが低レベルのメッキ加工も有りだと思います。私個人の考えですが・・・
二つ目はお見積りについてです。これは例えば当社がこれまでメッキ加工させて頂いた事のある商品と一緒の物をご依頼された場合以外
正式なお見積りが出来ません。多分、他社様も一緒だと思いますがメッキ加工は素材が何なのか?(例えばスチール、アルミニウム、ステンレス等)また、その素材が錆がどの程度あるのか?素材に塗装やメッキが付いていて剥離をしなければならない状態なのか?形状はどうなのか?
板金は必要な素材なのか?等、様々な要因によってお値段が決まりますので原則商品を検品させて頂いてからになります。
写真や電話でのお見積りは正式なお見積りとの差が多少出る事があります。それでも宜しければお見積り可能です。
いずれにしましてもお気軽にお問い合わせ下さい。

個人様のメッキ加工に対するご相談エピソードⅠ

二回前から業者様とのメッキ加工の打ち合わせと言う事でエピソードをご報告してきましたが、今回は個人様のご相談のエピソードを何点か分かりやすくご紹介させて頂きます。一つ目はメッキは何でも出来るのか?と言う事ですがクオリティが高いメッキ、低いメッキ、レベルを度返しすると条件せえ整えば出来ると思います。最高級なメッキになればなるほど出来る条件が狭まる為メッキ加工の門が狭くなります。反対にクオリティが低くてもメッキだったら何でも良いと言う考えならばメッキ加工の門が大きくなります。メッキに対するお客様の考え方がどうかによると言う事です。私個人の考えで言いますと内装パーツは低レベルも有り。外装のパーツになれば最高級メッキをと考えます。バイクメッキとか車メッキとかトラックメッキの様な外装に使うメッキは断然最高級メッキ、なぜなら雨や風や汚れ、ほこり等に毎日、何年もさらされてしまいます。状況では低レベルのメッキでは直ぐ剥がれたりくすんだり致しますが、最高級メッキは長持ち致します。

旧車フェラーリディーノ再メッキ打ち合わせ

先程の続きになりますが、皆さんがクロムメッキとかメッキ加工とか、バイクメッキ、メッキ塗装、クロムメッキ処理、バイクメッキ加工や車メッキ、トラックメッキ、レストアメッキ等こう言うメッキはたいがい装飾クロムメッキです。所謂、ピカピカしためっきです。この装飾クロムメッキ加工の剥離剤が何なのか?バフ研磨は車系の物を専門に磨いている職人がいるのか?(銅メッキ後更にバフ研磨)銅は何の銅を使っているのか?(硫化銅とか)
ニッケルはどれだけ分厚くするのか?大きく言ってもこの位はあります。光沢剤も工場によって入れる量も違う。やはり装飾クロムメッキで色んなパーツの事に長けた業者に相談して行動しないとお金と時間の無駄になってしまいます。やっぱり餅屋は餅屋です。業者さんや代理店さんも色んな痛い思いをしながら頑張ってらっしゃる中でメッキの事を知る事が出来た。そう私は思います。極力、手間と時間とお客様に対する気使いを無くしていきましょう。